勝手に9月9日を「M9notesの日」と決めて、プロジェクトメンバーがいつもの写真館に集まって記念写真を撮ることにしています。スマホ時代、写真に撮られられている時代、背景や照明設備の整ったスタジオで、いかにもプロ用のカメラで写真を撮られるのもいいものです。
写真の撮り方は、カメラのファインダーを除くのではなく、カメラと繋がったパソコンの画面で構図を確認しながら進められます。カメラマンはわたしたちと常に話しをしながらバシバシ撮っていきます。わたしたちは、カメラマンの話に乗りポーズを変えながら15分くらいバシバシ撮って「はい、OKです」の声でスタジオでの撮影は終了です。写真館からまだ帰れないのです。バシバシ撮った写真がパソコンの画面に2枚ずつ表示され「右と左どっちがいいですか」と聞かれながら1枚1枚確認していくのです。この作業でバシバシ撮った写真は3枚まで厳選されました。厳選作業は撮影より時間がかかったかもしれません。これで、撮影終了。
こういう写真を撮るときは、はい、撮りま〜す、息を止めて、瞬きしないで〜、ハイ!といようなカメラマンの声にちょっと緊張して撮らるのを想像していたけれど、デジタル化の恩恵を受けやり方が変わったのだ。もう前のやり方には戻れないと思います。一年に一度、変わってしまった変わらないやり方を経験して、いつも同じことを考えてしまうでのです。
バシバシから厳選した写真の枚数で金額が決まります。写真の出来上りは、1ヶ月後です。デジタルになってもここは変わらないようです。こちらも恒例、わたしは、来年の9月9日の撮影の予約をしてメンバーが待っている懇親会に行きます。メンバーのM9notesの日の本番はここからでした。
中島正雄