
わたしのお気に入りの M9notes は、14cm×9cmのポケットサイズです。
ボタンダウンシャツの胸ポケットに入る大きさで、手のひらにすっぽり収まる、ちょうどいいサイズ感。
紙の筆記特性も良く、クリーム色の紙色が目に優しい。
見開きページの左ページには緑色の罫線で9マスが、右ページは方眼になっています。
M9notesの使い方
M9notesは見開きで使います。
一番よく使うのは、9マスの中央に今日の日付を書き、今日一日のやることや思いついたことを1マスに1つずつ書いて埋めていく方法です。
マスが足りなくなったら、余白にフリーハンドで正方形のマスを書き足します。
このやり方でM9notesを使い続けて、すでに58冊目になりました。
だいたい1か月に1冊のペースです。
わたしの頭の中にあることは、すべてこのM9notesの中にあります。
ノートは分けるべきか?
「9マスノートは、ビジネス用とプライベート用に分けて使うべきでしょうか?」
そう聞かれることがあります。
しかし、わたしは30年前に読んだ『「超」整理法」 を思い出し、こう答えます。
「ノートは1冊で分けません。時系列で使います。」
わたしのノートの使い方は、野口悠紀雄教授の「押し出しファイリング」と同じやり方です。
30年間、この方法で困ったことは一度もありません。
メモを紙切れに書くのはもったいない
メモを付箋や紙片に書くのは、もったいないです。
なぜなら、後でなくなるから。
ノートに書いておけば、なくす心配はほぼありません。
わたしの仕事のアーカイブは、デスクトレイの中にあるM9notesの束です。
M9notesを使い終わると、表紙に通し番号と使い始めた日付を入れ、机の上に10冊ほど積んでおきます。
だいたい1年分です。
それ以前のノートはデスクトレイの中に保管。
たまに昔のノートを見返すと、その時の記憶が瞬時によみがえります。
(中島正雄)
◆ 編集後記
「人生を変える一冊は?」と聞かれたら、いくつかの本が思い浮かびます。
その中の一冊が、野口悠紀雄教授の『「超」整理法」 です。
わたしが転職をした1993~1994年ごろのベストセラーでした。
改めて『「超」整理法』を読もうと思い、本棚を探しましたが見つかりません。
仕方なく、Amazonで再び購入し、福岡行きの飛行機の中で読みました。
結果、最高でした。
おそらく、30年前に読んだときとは違う部分に線を引き、ページの折り目も後半に多くできました。
今読んでも、新しい発見がある。
素晴らしい一冊でした。