人間らしさを取り戻すノート

最近、9マスノートの熱心な方が四国の松山にいます。長坂是幸(ながさかただゆき)さん、1939年生まれです。わたしにとって松山といえば、道後温泉、一六タルト、そして、伊丹十三です。伊丹十三記念館は、松山市駅からバスで行きます。中庭を見ながらカフェでシャンパンを呑むのがおすすめとどこかの記事にあったので、やってみると、本当におすすでした。長坂さんとわたしの縁は、1995年、Windowsパソコン『IBM ThinkPad230Cs』とニフティサーブでやるパソコン通信教室でした。スマホが出るもっと前、今思えば、時代の境目だったと思います。

9マスノートを使い出した長坂さんからときどきメールが来ます。そのメールに素晴らしいフレーズがあるので紹介させてください。

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98歳の作家の佐藤愛子さんが「スマホで何でも解決できる」と言ったら、「そう、そしたら人間馬鹿になるね」と言っています。

M9notesは、人間らしさを取り戻すノートですね。グッドデザイン賞では、物足りないです。

先日、M9notesをお勧めしたデザイン事務所で働いている知人の女性に会いました。彼女は、早速M9ノートの良さを分かり、色々遣い初めていました。その時、ちょうど家内がよんでいる中野信子の「世界の頭のいい人がやっていることを一冊にまとめてみた」(PHP出版)の話題になり、「やるべきことリスト」(P126-127)の箇条書きの項目を見て、彼女がM9notesの方がずっと分かり易いと言っていました。

私も全く同感です。ちなみに彼女は「糸井重里の「ほぼ日手帳」の3年版を買ったけど、途中までしか使わなかった」と言ってました。

以上ご報告まで。

イグノーベル賞がぐんと近づきました。

やっと「M9notes」の幼稚園、年長組に入りました。中島さんの「イベント シート 2022年9月―翌年」何気なく見てましたが、よく見るとすごいし、便利ですね。

長坂是幸拝

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わたしが長坂さんからのメールが待ち遠しいのがおわかりいただけたと思います。

「人間らしさ」というフレーズが好きです。わたしの会社の経営理念に「人間くさい」というフレーズがあります。経営理念に少し近づけたと思いました。わたしは、長坂さんから勇気と元気をもらいました。

中島正雄