「人生を変える一冊は」と聞かれたら、いくつの本が思い浮かびます。その中の一冊は野口悠紀雄教授の『「超」整理法』です。わたしが転職をした1993〜1994年ころのベストセラーです。
9マスノートをどのように使いますか。ビジネス用とプライベート用に分けて使う方がいいですかというような、ノートをことあるごとに分けて使う使い方もあります。そんなとき、わたしは30年前読んだ『「超」整理法』を思い出し「ノートは1冊で分けません。時系列で使います」と答えます。わたしのノートの使い方は、野口教授の押し出しファイリングと同じやり方です。わたしは、30年間このやり方で困ったことは一度もありません。わたしの仕事のアーカイブは、A3のデスクトレイの中にあるメモ帳の束です。たまに昔のメモ帳を見返すと、輝いていたころの自分を思い出して、元気と勇気をもらうことがあります。
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改めて『「超」整理法』を読もうと思って本棚を探しましたが見つかりません。仕方無いのでamazonで再び買いました。そして、福岡行きの飛行機の中で読みました。最高でした。おそらく、30年前に読んだときと違うところに線を引いて、ページの折り目は後半に多く出来ました。今読んでも新しいです。
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今日は、わたしが一番線を引いたページをご紹介します。182ページを引用。
・私は、歩く。「頭にぎゅうぎゅうに詰め込んで、頭をゆさぶると、何かが出てくる」というイメージを持っている。
・歩いているときこそ、創造的活動を行なっているときだ。
・歩く前に問題を詰め込んでおくことが重要だ。
・このようなことをやっている人は、昔から多かったのだろう。
・大学町にある「哲学の道」がそれを語っている。
青色の本『夢を視覚化する・9マスノートで夢を叶える』の42ページに、「いいアイデアが浮かぶ場所4B三上+K」の9マスがあります。右上のマスにあるリブくんが歩いているイラストがあります。歩くこともいいアイデアが浮かぶ場所で間違いありませんでした。わたしは『「超」整理法』から改めてたくさんのヒントをもらいました。
今日も、「M9notes」に来てくれてありがとうございます。
『「超」整理法』を読んだころ、電子手帳シャープの『ザウルス』が流行り出しました。ネーミングって大事ですね。
中島正雄