今の自分のことを、自分自身で考えて、それを言葉にして、手にペンを持って、文字を手書きで81マスの紙に書くことは、「書く瞑想」と言えるのではないでしょうか。
瞑想は「今の自分を知る」仏教の智恵です。
(以下わたしの瞑想の解釈です)
仏教は2400年前、お釈迦さまが「生きることは苦しいことだ」ということを発見して、「そのことから解放されるにはどうすればいいのか」という問題解決から始まりました。お釈迦さまが29歳のときでした。
お釈迦さまは、苦しみから解放される手段を見つけるためにに、快楽の暮らしの家から出ました。出家です。そして6年間、身体を痛めつけるような苦行をしても、その答えを見つけることは出来ませんでした。精根尽き果てたとき、遠くに大きな木を見つけました。菩提樹の木です。その木の下まで行って座り、ジーッと自分で自分を見つめたとき、その答えを得ました。悟りを得たと言われています。「座ってジーッと自分で自分を見つめた」、これが瞑想です。瞑想は、お釈迦さまが発見した、生きることは苦しいことだ〜から解放される方法です。
瞑想は今日、「Zen」や「マインドフルネス」と呼ばれ欧米から逆輸入され、心を整え自分のパフォーマンスを上げるためのスキルとなって、普段の生活や企業のメンタルサポートなどに取り入れられています。
正方形の81マスに自分で自分のことを考えて書くのは、瞑想と同じ効果があるのではないかとわたしは思います。81マスを使って、今の自分のことを書き出すと、不思議と今の自分のことを深く考えることができて、今の自分がわかるからです。
81マスを使って、まずここまでやってみるのはいかがでしょうか。
紙とペンがあれば、どなたでも直ぐにできます。
今の自分がわかるとどうして良いのでしょうか。それは、今の自分を知ることで、自分で今の自分を信じることができるようになるからではないでしょうか。まずはここからはじめませんか。忙しいときだからこそ、時間が無いとあせっているときだからこそ、です。わたしも同じです。
中島正雄
いよいよ9マス本の原稿の最後の最後の確認まで来ました。お風呂に入っているとき、フッと、そうだM9ntoesプロジェクトのメンバーで初めて撮った写真を載せたいと思いました。メンバーのみんな本に載るからね!